広告がなくなる日

こんにちは、DEの牧野です。この度、大変僭越ながら本を出版することになりました。タイトルは「広告がなくなる日」。正式な発売日は3/26だそうです。この本は、広告業界への問題提起と、広告クリエイティブの可能性を追求するためのものです。同時に、個人の「意志」や「自我」や「美意識」を貫くことによる、「ブランドづくり」を啓蒙する本でもあります。

<本の概要>

本の概要を5ツイート(140文字x5)ほどでまとめてみます。

VUCAと呼ばれる今の社会は空前の「意味不足」です。あらゆるものごとが「コモディティ化(一般化)」し「ブランドのない」もので溢れます。スペックや見た目だけでは、すぐに真似をされてしまうため、確固たる「意志」を追求し、オリジナルな「ブランド」を育てることがより求められていきます。

同時に、SNSインフラの確立により「意味あること」はファンが自発的に広めてくれる社会です。そして「ファンによるシェア」に勝る広告はありません。メディアを買って広告を押し付けるのではなく、「広告的技術や思想」を「プロダクトそのもの」にインストールしていくことに注力すべきです。

広告は「企業の課題解決」から「社会の課題解決」へとシフトすべきです。2021年現在、社会の課題は山積みです。アイデアや企画、デザインやクラフト力といった「クリエイション」を、よりよい未来のために駆使しましょう。それが必ず「ブランドのため」になり、長期的な売上に貢献していくはずです。

企業も制作者も「社会課題」への意識が重要になり、高い「倫理観」がなければ生き残れなくなります。ノウハウや広告手法の議論ではなく、よりよい社会とプロダクトを希求すること求められます。そのためにも個人の衝動や感性といった「アーツ」が重要な社会になっていきます。

この先、大切にすべきは「意志」と「美意識(=倫理観)」です。「ただものを売る」という低い視座から脱却する必要があります。広告がなくなる日は、広告の技術や文化が、より本質的な仕事へと活かされる日です。広告という仕事が、より意味のある、より愛される仕事になる日であると信じています(終)

—————————

そんなようなことをツラツラと書いた本です。「根性論」ならぬ「意志論」のようなものになりました。マーケティングノウハウはありません。学術的でもなければ、論理的ですらもありません。「意志」や「自我」、そして「美意識」。そういうものを大切にしましょう、というようなことを何度も繰り返しているような、不思議な本になってしましました。

<本の仕掛け>

本来、僕の仕事は、本を書くことではありません。自分の仕事を一言で表現するとしたら、「企画」だと考えています。ここでいう企画とは、何かしらの「課題を解決するアイデアとクリエイション」です。それは社会を少しでも前に進めるものであるか、もしくは「世界の際」を少しでも広げるような、逸脱した行為である必要があります。

せっかく自分の本を出すのだから、この本を使っていくつかの企画をしようと考えました。少なからず、そのエッセンスを自著にインストールできないか……そんな思いでつくったのが下記の4つの企画(仕掛け)です。

  1. 「本屋さんで買ってください」
  2. 「縦開きの本」
  3. 「3%(SUN PERCENT TAG)」
  4. 「ESG&C」

せっかくの自分の本なので、やりたかったことを詰め込んでみました。そんなわけでいろいろな仕掛けを含めて、この本を楽しんでもらえたら幸いです。仕事の依頼や講演会とか必要あれば行きますので、ぜひ気軽にご連絡をください。

DE Co-CEO
牧野圭太